グッド・ワイフ 3-14 大陪審再び

Another Ham Sandwich (2012)

ハムサンドウィッチといえば大陪審。我々にはピンとこない例えですが、ほぼ起訴されてしまうという大陪審です。いよいよピンチのウィルなのです。

すっかり悪人に見えるウェンディ。チャイルズのようになっていますね。ウェンディは意地悪な質問を連発しますが、露骨で稚拙なため、ただの意地悪な人に見えます。対するロックハート・ガードナーの証人達、ダイアンやデヴィッドです。意地悪に見えないプロフェッショナルな意地悪なのです。コレが弁護士の怖いところですね〜。エルズベスの作戦はピーターを担ぎ出すコト。カリンダの騙しもあります。

見事なまでに、意地悪な検事局と気の毒な弁護士事務所の構図になってしまいました。よくよく考えると、我々視聴者と陪審員は、プロフェッショナルの弁護士に騙されてしまった感がありますが、スッキリしてしまうのです。爽快です。

イーライに仕事の依頼です。GLAC(ゲイ・レズビアン協会)から結婚防衛法の対策で呼ばれました。ここでライバル登場です。イーライに敗北を与えたステイシーです。高笑いの登場です。イーライとステイシーのちょっと風変わりな戦いが見ることができます。イーライのお手伝いをするのはケイトリン。天敵デヴィッドの姪御さんということで、ちょっと意地悪に使ってしまうのですが、ケイトリンが実力を見せます。着々とやり手なところを見せてくれるケイトリンなのです。

下劣なイメージになってしまったウェンディが、ピーターに解任されて、次回へ続く。

グッド・ワイフ 3-13 デジタル通貨

Botcoin for Dummies (2012)

ビットコインのお話です。謎のビットコイン発明者の代理人ディラン・スタック(ジェイソン・ビッグス)が、アリシアを訪ねてきました。財務省に勝利したことを知り来たそうです。財務省ビットコインの発明者を追っているのですが、正体を掴めていないと。代理人のスタックに張り付いているのです。飛び込み御断りのロックハート・ガードナー、相手も財務省と敵にするには大物過ぎる。断るところで、札束を見せられてしまいました。キャッシュです。揺らぎました。引き受け決定です。

さて法廷です。判事はソベルさん、Eeny meeny miney mo とかやり出しますが、白髪のしっかり者です。代理人のスタックに発明者の事を聞く財務省サイドですが、秘匿特権適用で、訴えは却下されます。しかし財務省、スタックが発明者だと逮捕してしまうのです。発明者ではないと証明しないといけないケースですが、ここは攻めるというウィル。ビットコインは通貨ではないと証明する作戦です。この後は、カリンダが情報を掴んできます。

ウェンディがウィルに対し、オフレコで口を割れと脅しの会談です。こちらはエルズベスがついてますので、ちょっと安心です。検事局とともに、我々視聴者も翻弄されましょう。ウェンディはデイナを通して、カリンダを脅します。デイナは、前回のアリシアの文書偽造のネタを持ってきたのです。アリシアの代わりにウィルを売れってヤツですね。

ウィルの書類を渡したカリンダの手をギュッとするデイナ、そして次回へ続く。

グッド・ワイフ 3-12婚姻妨害

Alienation of Affection (2012)

ダイアン、ウィル、アリシア、デヴィッドに召喚状です。届けにきたのはコープランドさん(ブライアン・ブラウン)。初老のオーストラリア人で、ダイアンと良い仲になりそうな気配です。

以前デヴィッドが請け負った離婚裁判が、ロックハート・ガードナーが原因で離婚したと、婚姻妨害で訴えられたのです。合わせて財産分与のために売却した会社が、当時より4400万$ほど資産価値が上がったということで、たっぷり請求されてしまったのです。相手はスッカリ復縁しています。代理人はLAのバール・ブレストン(F・マーレイ・エイブラハム)。

ロックハート・ガードナーには協定書がありまして、敗訴した場合パートナーが支払いを分け合います。今回その額120万$❗️怒りのジュリアス、入って間もないイーライも黙ってはいられません。こちら、面白い展開になりますよ。

今回は証言録取になります。図々しいデヴィッドです。なんと嘘をついちゃいます。強引な屁理屈を言ってますが、ちょっと無理がある…ダイアンだってビックリして、挙動がおかしくなります。デヴィッドの嘘によって、アリシアも続かないといけません。証人で呼ばれたケイリーも濁してくれました。なんとも不思議な話になってしまいました。

ウェンディの執拗な捜査に、ウィルは弁護士探し。選ばれたのは赤毛のエリズベス・タシオニ。ピーター、アリシアに続き、レギュラー陣を救う重要人物になってきました。早速行動開始します。ウェンディと判事を対立させてしまう、見事な作戦です。やられたウェンディは、大人しそうな顔して、怒りメラメラなのです。

知事選までの腰掛けのイーライと、辞めると脅すデヴィッドが、ダイアンに叱られシュンとしてしまいます。コープランドがまた現れ、ウィルに新たな召喚状を渡し、次回へ続く。

ロード・オブ・クエスト ドラゴンとユニコーンの剣 (2011)

Your Highness (2011)

"ロード・オブ・ザ・リング"やドラゴン・クエストの様な、西洋のおとぎ話を下ネタで滅茶苦茶に崩した映画。中学生気分になって愉しんでしまうしかありません。制作費は5000万$ほど使っていますので、中々壮大なシーンが観るコトができます。

出来の良い兄はファビアス王子(ジェームズ・フランコ)。悪い弟はサディアス王子(ダニー・マクブライド)。ファビアスの婚約者ペラドンナ(ズーイー・デシャネル)が、魔法使いのリザー(ジャスティン・セロー)にさらわれてしまいまして、救出に向かうという物語。

魔法使いレザーは童貞ですが、スゴく強いです。ビームみたいの出しちゃうんです。3人の母親がいまして、こちらも魔女で強いです。ファビアスの友人ボレモント(ダミアン・ルイス)は、寝返っちゃっいます。色々な種族やら、怪獣も出てきます。

途中、裸のお姉さんの部族が現れ、そこで女戦士イザベル(ナタリー・ポートマン)に出会うのです。ユニコーンの剣ならレザーを倒せるとのこと。下品なジョークを愉しみましょう。ダニー・マクブライドだから仕方が無いのです。

ラストは、セックスのために、新たに魔女退治の旅に出るサディアスとイザベルなのです。

リンカーン弁護士 (2011)

The Lincoln Lawyer (2011)

マイクル・コナリーの同名小説が原作。舞台はLA。リンカーンという名の人が出てくるわけではありません。主人公の弁護士ミック・ハラー(マシュー・マコノヒー)の乗ってる車がリンカーン・コンチネンタル。車内が事務所でもあるのです。"グッド・ワイフ"のようなリッチな弁護士ではありません。刑事裁判が専門です。

リンカーンを運転するのはアール(ローレンス・メイソン)。見ることはありませんが、秘めた実力を持ってそうな運転手。
ミックの元妻マギー(マリサ・トメイ)は検事。2人の娘ヘイリーと暮らしています。ミックとは未だ仲良しです。
ミックの雇う調査員フランク(ウィリアム・H・メイシー)。元警官で探偵、親友でもあります。
保険金立替業のヴァル(ジョン・レグイザモ)は仲間でしょうか。問題の仕事を持ち込む人です。

ミックの顧客といえば、バイカーやらジャンキーだったりするのですが、信頼し合う友人関係なのです。そんなミックに儲け話を持ってきたヴァル。リッチママのボンクラ息子ルイス・ルーレ(ライアン・フィリップ)の弁護です。このボンクラ息子、日本の議員先生の息子達をイメージしましょう。30過ぎても夜の街で遊び歩いてる輩ですね。酒と女とドラッグです。お金の苦労はありません。他の事だって、お母さんのお金が解決してくれます。リッチママのメアリー(フランシス・ウィンザー)は不動産業、顧問弁護士(ボブ・ガントン)がついているのですが、不動産専門ということで、ミックに話がきたようです。

ルイスの容疑は、女性に対する暴行とレイプ。とりあえず保釈させます。検察側は担当を元妻マギーから強気なテッド・ミントン(ジョシュ・ルーカス)に交代しました。ルイスは無罪を主張し、取引をしない姿勢。フランクが調査をしていくと、ルイスの嘘が次々と明るみに出ます。怪しいと思い始めたら、更に驚かせてくれる悪人ルイスなのです。

ミックの自宅に勝手に入っちゃってたり、フランクが誰かに殺されちゃったりというのは序の口。ミックが4年前に弁護した娼婦殺人事件の真犯人だったのです。ミックはその時、無実の男を刑務所に入れてしまっていたのですね。そして悪人ルイスの企みが凄い。秘匿特権を利用する為に、今回ミックを指名したのだったのです。

裁判はこれからです。さぁどうしましょっていう物語。刑事役で、懐かしのマイケル・パレと、"ブルーメス"のウォルター・ホワイトことブライアン・クランストンが出てきます。法廷モノであり、金持ちの悪人っぷりが憎たらしく、見応えのある映画でした。

ザ・マスター (2012)

The Master (2012)

後半になって、見方を間違えたと😨気づいた時には既に遅し。信仰宗教に偏見を持って観ては、いけない映画だったのです。決してつまらない映画ではないはず。後日改めて。

グッド・ワイフ 3-11 陪審員室の謎

What Went Wrong (2011)

依頼人はアフリカ系女性警官ローリン。保険金目当てで夫を殺した容疑で起訴されています。こちらはダイアン、アリシア、コインが代理人。検察側はケイリーとデイナ。判事はピーター・ダナウェイ(カート・フラー)。話を遮る事を許さない人です。ウィルのバスケ仲間でもあります。

被告側に有利な展開、検察側は減刑の取引を申し出る作戦。しかしローリン巡査はコレを拒否、陪審員の判断に委ねられます。そして評決は、第一級殺人で有罪❗️アリシア達は審理無効にすべく動く事になります。

陪審員との接触や、陪審員守秘義務は評決がでる前まで。評決後は違法ではないそうで、カリンダが情報集めに奔走します。妨害するのはケイリーです。カリンダをちょっと無理に逮捕してしまうのです。結果を求めて暴走気味のケイリーです。リーマンショックの時の銀行マンのようですね。コインはゴミ袋を漁ります。

カリンダを保釈に行くアリシア。前回カリンダがグレースを見つけてくれた事も知りました。仲直りの兆しです。あとは、友達がいないと寂しがるアリシア。グレースを元の私立高校へ編入させようと、校長を脅すピーターなどなどのエピソード。友達いない仲間として、アリシアとイーライが仲良くなればいいのにと思う私です。

ウェンディの狙いはピーター!ピーターに敵が多いのか?州検事に敵が多いのか?ウェンディがしつこいのか?そして次回へ続く。