ジャドヴィル包囲戦ー6日間の戦いー

The Seige of Jadotville (2016)

コンゴ動乱のどさくさに紛れて、独立しようとした中央アフリカのコンゴ南部カタンガ州が舞台。1961年、ココの鉱山町ジャドヴィルに拠点を置いた国連平和部隊。派遣されたのがパトリック・クインラン司令官率いる、実線経験のないアイルランド人の新兵150人。彼ら屈強なアイリッシュ兵士の史実に基づく6日間の戦い。

周囲には何もないような所に派遣されたアイリッシュ国連軍150人。なんと、鉱山を守る権力に雇われたフランスとベルギーの傭兵3000人が攻め込んで来たのです。数も多けりゃ、経験もある傭兵です。塹壕を掘っていたので、なんとか抵抗。

相手のフランス人司令官が、死体を運びたいと停戦条約を結びますが、ズルして攻撃してきたのです。ここで我々視聴者の心はアイリッシュに。援軍は来ません。相手は戦闘機で空爆だってしてきます。

結果を言ってしまえば、弾薬が尽きて降伏するのですが、アイルランド軍は死者を1人も出さなかったのです。対する傭兵軍は死者300名。凄い英雄物語なのですが、国連が降伏ということで、この話は2005年まで伏せられてしまっていたのです。

不謹慎ではございますが、久々に面白い戦争映画を観ました。