めぐり逢わせのお弁当 (2014)

Dabba (2013)

インド、フランス、ドイツの合作映画だそうで、私のイメージしている踊るインド映画ではありません。しかし、とても良い話なのです。

舞台はインドの都会ムンバイ。開きっぱなしの電車のドア、お弁当配達代理業にちょっと驚きます。主人公は美人さんの主婦イラ(ニムラト・カウル)と、初老に差し掛かったおじさんサージャン(イルファン・カーン)。

美人の奥さんイラは、旦那との会話がなくなってしまった寂しい奥さんです。コレ日本で非常に多いと思いますし、多くあって欲しいと私ら初老のおじさんの願望でもあります。

このイラのお弁当が、お弁当配達人が間違えてサージャンのところに届いてしまうのです。そして、お弁当を介して文通が始まるのです。出会い系サイトのようなものですが、偶然の賜物で、文通で、セックス目的の若者じゃないっていうことで、全然違うモノになるのです。

徐々に愛が芽生える感じ、サージャンが自分の老いに気づき感じがとっても良いのです。きっとおじさんにとっての夢物語なのでしょう。

インドはもとより、ブータンにも行きたくなる映画でした。