ウェイバック -脱出6500km- (2010)

The Way Back (2010)

第二次世界大戦中のシベリアの強制労働収容所から逃げて、ひたすら歩く物語。1956年の書籍"The Long Walk"が原案。

映像は凄いです。様々な困難があります。名優達が演じています。世間の評価も高いです。ところがです…私に辛さが伝わってこないのです。何故なのでしょうか?近頃、長いドラマに慣れてしまったのか?集中力が足りなかったのか?きっと本でじっくりと読んだら面白い話だと思います。どうやらフィクションではないって説が有力らしいです。

寒いシベリアの強制労働収容所。主人公はポーランド人。ここにはロシア人犯罪者も居ます。アメリカ人も居ます。そんなバラバラな仲間と極寒のシベリア脱出です。徒歩です。雪に覆われています。狼もいます。集団農場から脱走した少女が合流します。お腹空きます。蚊の大群に襲われます。モンゴル、チベットゴビ砂漠ヒマラヤ山脈とひたすら歩きます。砂漠の苦労を越えたら雪山です。

というように、辛いと思われる場面がしっかりギッシリ詰まっているのです。6500kmの徒歩の旅を、2時間強にまとめているのだから仕方ないことなのでしょう。

ちょっと残念映画です。