なりすましアサシン (2016)

True Memories of an International Assassin (2016)

主人公はサム・ラーソン(ケビン・ジェームズ)。"ザ・ロック"をゆるキャラ風なヌイグルミにした風貌の人です。売れてない小説家です。友人で老人のエイモス(ロン・リフキン)の話を素に書いたのが暗殺者の小説。この本を編集者が自叙伝と加えてプチヒット。暗殺者"ゴースト"と間違われて、事件に巻き込まれてしまう物語です。

事件といってもただ事ではございません。ベネズエラの政治情勢に関わる各組織の陰謀です。暗殺者と信じる者、疑う者、真実を知る者達から、なんとか生き延びなければならない小説家サムなのです。

反政府ゲリラのリーダーのエル・トロ(アンディ・ガルシア)。ここにサムは暗殺者"ゴースト"と思われて拉致されて来たのです。副官フワン(モーリス・コンプト)は、やり手のサムを暗殺者と信じてない人。エル・トロは大統領(キム・コーツ)を暗殺してくれと。

大統領はロシアンマフィアのアントン・マソビッチ(アンドリュー・ハワード)を筆頭に、軍や警察、各種機関を抱き込んでいます。

政治バランスを現状維持したいCIAは、各所を監視しています。

更にDEAのローザ(ズライ・エナオ)は、ベネズエラ出身の美人さん。愛する祖国の為、単独で動いてます。

この各組織にたらい回しにされながら、おもしろ可笑しく戦ってくれます。脚本の良さでしょうか?退屈することなく話が進んでいきます。

充分愉しませてくれるNetflix オリジナル映画でした。