11ミリオン・ジョブ (2013)

Empire State (2013)

1982年、実際の事件を基にした映画です。1100万$盗んだそうです。どこが本当で、どれがフィクションなのかはわかりません。

NYクイーンズが舞台となっております。よって80年代のNYが愉しめるという、私ならそれだけで満足してしまうのです。経済的にも不況の時だったようですね。

主人公はギリシャ移民のクリス(リアム・ヘイズワース)。周りに影響されずに、真面目に働く男です。友人はギャングにはなれないチンピラっぽい連中。親友エディ(マイケル・アンガラノ)には困らせられることが多い感じ。

このクリスが現金輸送を請け負う警備会社に勤め始めたのです。安い賃金で、強盗にも襲われる仕事です。しかし、目の前にはズサンな管理の大金が置いてあるのです。私だってやってしまいそうですが、クリスは一袋盗んで見たりします。2万5千$ゲットしました。

この話をエディにしちゃったモンだから、さぁ大変。強奪計画のスタートです。ただし、チンピラなモンですから、凄い計画ではありません。雑なのです。しかし、これが成功しちゃたりするのです。

警官役は"ザ・ロック"ことドウェイン・ジョンソン。スターのオーラが出てるロック様なので、登場時にはノンフィクション感が無く無くなります。華やか過ぎるのでしょうか。市警の刑事では、器が収まりきらない凄い人なのです。

結局、逮捕はされたが、一部のお金は出てこないって結末です。持ってる人は言えない話なのでしょう。

事件の事はともかく、80年代の雰囲気を愉しめる映画となっております。