ゴッド・オブ・バイオレンス/シベリアの狼たち (2013)

Educazione Siberiana (2013)

ドニエストル共和国出身のニコライ・リリンの自叙伝"Siberian Education"の映画化。

旧ソ連時代、政府によって強制移住させられた少数民族や犯罪者が住む辺境の地リバーバンク。各国のスラムとは違って、筋金入りなのです。政府関係者、警官は悪人として、殺してもいいって教えがあるような地域コミュニティなのです。長老のクジア(ジョン・マルコビッチ)による、宗教的な悪人の掟の元、生活しているのです。ここの彫り師インク役はピーター・ストーメア

当然のように少年の頃から悪人です。クジアは孫のコリマと、友達のガガーリンにも、悪の道を教えて育てます。そしてガガーリンは未だ子供の時に逮捕されてしまうんですね〜。

ガガーリンは10年後に出所し、またツルんで悪さをするのですが、ちょっと考えがズレてしまったようなのです。

同時期に娘を連れてリバーバンクに来た医者もいます。ここの娘さんセーニャは、知恵遅れなようですが、愛嬌があり、あまりにも無邪気なので、ここのワル達にも受け入れられるのです。

そして刑務所生活でズレてしまったガガーリンが、掟破りの暴走です。幼馴染みのコリマでさえ許せない暴走なのです。

といった感じの物語。生まれながらの悪人一族ですから、根性が据わってます。喧嘩だって殴り合いなんてしません。ナイフで切りまくりの刺しまくりです。幼少の頃からクジアに教えてもらっているのです。

皆さんもシベリアンには気をつけましょう。