ブラック・スキャンダル (2015)

Black Mass (2015)

ジェームズ・ジョセフ・バルジャー。70年代から90年代に、悪の限りを尽くしたアイリッシュ・ギャングの物語です。原作はディック・レイアとジェラード・オニールのノンフィクション"Black Mass: The True Story of an Unholy Alliance Between the FBI and the Irish Mob"

主人公の通称ホワイティ・バルジャー(ジョニー・デップ)はボストン南部のサウシーで育ったギャングです。弟はマサチューセッツ州上院議長にまでなったビリー・バルジャー(ベネディクト・カンバーバッチ)。家族ではありますが、悪い事には一切関わってない感じです。幼馴染みのジョン(ジョエル・エドガートン)はFBI捜査官。貧しい地域で育った幼馴染みの忠誠心で、揉み消しや他の組織を潰してくれます。

バルジャーは元々は大物のギャングではなく、地元に密着した、面倒見のいい世話役だったようです。ところが、幼い息子が亡くなり、母が亡くなったのを機に極悪人になっていくのです。ジョンや仲間達は逮捕されますが、バルジャーは逃亡します。FBI10大最重要指名手配に選定され、200万$の懸賞金がかけられ、2011年にようやく逮捕されたようです。終身刑2回と懲役5年という、もう意味がわからない判決が出たそうです。

おでこから頭頂部が禿げた、悪人ジョニーを楽しむ映画です。是非ご覧下さい。