ライラにお手上げ (2007)

The Heartbreak Kid (2007)

1972年の映画"ふたり自身"のリメイク。

主人公はベン・スティーラー演じるエディ40歳独身。お父さん役はジェリー・スティーラー。本物のお父さん。お父さんは老いてはいても、派手な行動派プレイボーイ。エディは冴えない風な男なのですが、美人さんに縁のある男なのです。

エディはライラ(マリン・アッカーマン)と結婚。新婚旅行でメキシコに行きます。そこで出逢ったミランダ(ミシェル・モナハン)と恋をしてしまうという、男の夢物語なのです。ラストにはメキシカン美人とも結婚しているという。

男の欲望のまま身勝手に、奥さんを取っ替え引っ換えしている嫌な奴かと思えば、全然そんなふうには見えないのです。エディが気の毒な人に描かれ、ライラが酷い女のように描かれている為、身勝手と思われる行動が、嫌味を感じさせないようになっているのです。

皆様も出逢いが重なってしまい、良い女を逃した経験が多々あることでしょう。あーすれば、こうすればと、過去を後悔しながら、夢のある物語を愉しみましょう。

ライラが非常に面白いです。