グッド・ワイフ 3-7 大統領命令13224

Executive Order 13224 (2011)

今回は、国家機密やら秘匿特権やら、言えない秘密を持つ人たちが、法律を盾に、脅し脅されの物語となります。

先ずはダイアンの依頼人、アラブ系アメリカ人のダニー・マルワットが軍から拷問を受け、政府を相手に民事訴訟です。相手側に連邦検事補になったチャイルズが登場。大人気ないやりとりに呆れちゃうのはフェリス判事(ジェイ・O・サンダース)。

厄介な裁判なのです。秘密裁判の記録は機密事項、拷問が行われたキャンプに、ダニーが居たことも秘密です。判事は国防総省に秘密裁判の記録を提出するようにと、チャイルズに命じます。対するチャイルズは「大統領命令13224」なるモノを持ち出します。テロリストに関わった者の弁護士は、全ての情報を開示する義務があるのだとか。

事務所ではケイトリンを中心に、国防総省から送られてきた大量の文書からのアラ探しです。文書はほとんど黒く塗りつぶされています。アリシア財務省官僚ゴードン・ヒックス(ボブ・バラバン)との面談、質問責めにされるのです。アリシアが脅され、窮地に陥ったところで、弁護士を雇うことになります。アリシアが雇ったのは、赤毛のエリズベス・タシオニ(キャリー・プレストン)。ゴールデンの事務所にいた人ですね。機械オンチで、余談を挟みながらとどめを刺す、やり手に見えないやり手です。

検事局では、ピーターが麻薬と安全保障以外から手を引くとの方針を発表。ところが、退職間近のデイナが、15年前のウィルの詐欺ネタを持ってきたのです。コレには食いついてしまうピーターなのです。

その後は、真実がどうのこうのではなく、相手を黙らせるという勝負のエピソードでした。

デイナは騙されていたようで、弁護士事務所に恨みを持つ形で検事局に残留。ロックハート・ガードナーではセクハラ講習のビデオを見ながら、次回へ続く。