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ダウト・ゲーム (2014)

Reasonable Doubt (2014)

"Reasonable Doubt"とは裁判用語で「合理的な疑い」だそうで、私には難しい言葉です。アメリカでは、陪審員は「合理的な疑い」が排除されない限り有罪の評決をしてはならないとのこと。邦題は無視しないといけませんね。

舞台は雪の積もってるシカゴ。どうやらやり手な感じの検事ミッチ(ドミニク・クーパー)が主人公。飲酒運転で人を轢いた挙句、逃げてしまいました。救急車を呼びましたが、轢逃げです。やり手らしからぬ事をしてしまうミッチなのです。コレで一転、後ろめたいコトがある小者になりました。

ドキドキの翌日、セシル・アッカーマン殺害の容疑で逮捕されたのは、クリントン・デイヴィス(サミュエル・L・ジャクソン)。アッカーマンはミッチが轢いちゃった人。デイヴィスは妻子を殺された辛い過去の持ち主。ミッチはこの事件を担当することになってしまうのです。デイヴィスを気の毒に思いながらも、自分のことがバレてはいけない裁判です。救急車を呼んだ時の録音音声が、バレるかバレないかって時には、セコい話ながらも緊迫のシーンです。

この裁判はミッチの思惑通りに無罪判決。自分の轢逃げもバレませんでした。ところが無罪を勝ち取ったデイヴィス、実は悪人だったのです。仮釈放で出所した元罪人を、拷問した上に殺すという、連続殺人犯だったのです。ミッチが轢いちゃったアッカーマンも仮釈放中の男、デイヴィスの拷問中に逃げたところで、轢かれちゃっていたのです。デイヴィスはミッチの轢逃げだって見ていました。立場が変わりました。

その後は、やっぱり連続殺人犯デイヴィスを捕まえたいミッチと、ミッチの妻子を狙うデイヴィスのサスペンスちっくな戦いとなります。

ミッチには前科者の義兄がいまして、検事ミッチとしては内緒の存在なのです。でも頼れるのは兄貴です。事実を明かして、デイヴィス調査を協力してもらいます。ところがです、義兄ジミーはデイヴィスに捕まってしまいまして、助けに駆けつけたミッチが、連続殺人犯として逮捕されてしまうのでした。

やり手なはずのミッチが、失敗に次ぐ失敗の物語。奥さんは勘のいい人でした。偶然と他力で、やり手検事になってしまったミッチ、我々を混乱させてくれる映画でした。