アマンダ・ノックス (2016)

Amanda Knox (2016)

デンマークとアメリカの合作。2007年のペルージャ英国人留学生殺害事件を追ったドキュメンタリーです。有名な事件だそうで、渦中のアマンダ・ノックスのインタビューを交えての映画となっております。

若い女性のセックス絡み、米英の美人さん、乱交セックスやら興味津々な話題だったのです。世界のマスコミがこぞって、脚色した報道をしたようです。検事の言い分も、ちょっと強引です。ドラマで見る検事局の強引な逮捕は良く見てる私です。それと一緒なのです。真相はわかりません。

殺されたのは、イギリス人留学生メレディス・カーチャー。半裸の遺体が発見されました。ルームメイトのアメリカ人留学生アマンダ・ノックスと、彼氏のイタリア人ラファエル・ソレシト、麻薬の密売に関わるコートジボワール人の男ルディ・グエデが容疑者になります。

先ずは一年後、グエデが性的暴行、殺人罪で有罪判決です。こちら話題にはなりません。麻薬の売人の黒人がレイプ殺人では、マスコミが騒がないのです。グエデは否認していますが、そのままです。

2年後にアマンダとソレシトに有罪判決。供述が曖昧、怪しいDNAの証拠と、立証するには厳しい気もしますが、世間ではスッカリ犯人扱いになっているのです。

3年後に控訴審開始です。トランプさんも登場しまして、イタリアを拒絶すればいいとか言っちゃってます。そしてアマンダとソレシトに無罪判決です。因みにソレシト君は、モテないイタリア人だったそうで、金髪アメリカ人アマンダは2人目のお相手だそうです。付き合いも、極めて短いのです。

6年後に再審、やっぱり有罪判決です。そして最高裁へ。8年後に無罪判決。2015年です。この映画を見た限りでは、無罪な感じがします。アマンダのインタビューもあるからでしょう。マスコミの影響でしょうか?有罪と思っている人が多数いるようです。裁判後に非難轟々なのです。

ドラマのような、実際の事件でした。真相がわかる時が来るのでしょうか?