ドローン・オブ・ウォー (2014)

Good Kill (2014)

無人攻撃機の操縦士が、仕事と人道的な考えのジレンマに苦しむ物語です。忠実に仕事をするには、正義感とか思いやりが枷になったりする事が多々あるのです。こちら、人の生死がかかっているので我々よりも深刻です。画面の中で音もなく爆破までは、何とか耐えられるとしましょう。その後に確認して、子供が倒れてたりしたら、コレは堪りません。

ラスベガスの空軍基地内のコンテナハウス。ここでドローンを操り、アフガニスタン攻撃機しているのです。ゲームセンターでスカウトしてきた連中が操縦士。この中にただ1人、本物の元戦闘機パイロットがいるのです。主人公のトミー(イーサン・ホーク)ですね。実機での緊迫感が無くなり、魂が抜けちゃってます。おかげで夫婦仲も暗いものになってしまってます。

彼ら操縦士、普段は監視です。レイプされてる女性を見つけちゃったりします。司令があれば攻撃するのですが、非戦闘人は巻き込まない姿勢を貫いています。ただしミサイル発射から爆破まで10秒ほどありまして、この間に巻き込まれてしまう人がいるのです。

CIAの任務を行う事になって、さぁ大変。ターゲットを確実に仕留めるのが目的のCIAです。しかも作戦の存在も無い事にしちゃってます。民間人の犠牲は関係ないのです。民間人のいる所に、嫌々ながらもミサイルを打ち込みます。救助の人が集まった所に、もう1発とか命令されてしまうのです。

正義感の強い女性操縦士の存在もありまして、トミーの精神状態は悪化の一方。セックスだってマグロになってしまってます。

トミーはCIAの命令を、露骨にとぼけて無視。奥さんにも出て行かれてしまいます。そして監視に戻ったところで、レイプ男を爆撃してしまいます。被害女性が生きているのを確認して、どっかへ行ってしまうのでした。