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刺さった男 (2012)

La chispa de la vida (2012)

主人公はロベルト・ゴメス(ホセ・モタ)。後に名前を覚えてしまうくらいの有名人になります。奥さんはルイサ(サルマ・ハエック)。この女優さんだけは知ってます。スペインの映画なのですが、ハッピーエンドで終わらない所は文化の違いでしょうか?都合の良いのはハリウッドだけなのでしょうか?

ロベルトは元広告マンですが、2年間失業中。なまじエリートだったのが、職が見つからない理由な感じの人です。旧友を頼って面接に行きますが、無下に扱われ断られてしまいます。ガッカリしたところで、妻との思い出のホテルへ足を運びます。ところが思い出の場所は、遺跡が見つかっちゃって遺跡発掘現場になってしまっているのです。立ち入り禁止の工事区画に入って行くと、落っこちてしまうのですね〜。そして題名を思い出すのです。転落した拍子に、鉄筋が頭に刺さってしまうのです。

悲劇なのはゴメス家だけ。周囲の人の思惑が面白く描かれているのです。遺跡が見つかった現場です。この時、市長がマスコミを集めてアピールしていたのです。マスコミ各社が大々的に報じます。ロベルト・ゴメスは一躍時の人となるのです。

救急隊が来ますが、動かすのは危険だと。
市長はイメージダウンを心配します。
遺跡関係者は石の心配です。
マネージメント会社の男が近づいてきて、儲け話を持ちかけると、乗ってしまうロベルトです。
妻ルイサも到着します。
雇うのを断った旧友は、やっぱり雇うとか言い出します。

といった感じに、金儲けの事ばっか考え出したロベルトと、周囲のそれぞれの心配が絡み合う物語なのです。

大理石を割ったり、鉄筋を切ろうとしますが失敗。コレは痛そうです。息子が現れると、化粧をしたビジュアル系ミュージシャンだったりして、いちいち愉しませてくれます。映画化やゲーム化の話が出てきたり、死んだ方が金になるとか言い出すマネージメント会社。娘も遅れて駆け付けます。

ドタバタの周囲ですが、家族だけは愛情がある言動を見せます。金儲けとか、自分の都合ばかり考える周囲の連中。我々も面白がって見ている場合じゃありませんでした。妻ルイサと子供達は、ロベルトが心配なのです。すっかり忘れてますが、生死の危機なのです。最後はシリアスになります。

目の離せない、非常に愉しめる映画でした。