マインドホーン (2017)

Mindhorn (2017)

80年代後半、マン島を舞台にした"マインドホーン"なるTVドラマがあったというお話。
主人公はリチャード・ソーンクロフト。シベリア国境付近で捕まり、サイボーグ手術の実験台にされ、眼球型ウソ発見器を埋め込まれたマン島一の刑事マインドホーン。ほとんどのシーンはスタントマンのクライブ・パーネヴィクが演じてます。リチャードの出来るのはカポエイラのみ。ヒロイン役の女優パトリシア・デヴィールとは良い仲。脇役ウィンドジャマー役がピーター・イースターマン。広報担当ジェフリー・モンクリーフといった面々。

調子に乗ったリチャード、ハリウッドを目指したのですが失敗。すっかり落ちぶれた25年後の物語。リチャードは禿げてカツラ、腹もぼってりとなっちゃってます。ロンドンで役者を続けてますが、下手な演技で仕事はありません。

マン島では女性殺害事件が発生。犯人と思われる自称"ハヤブサ"ことポール・メリーが、警察との電話でマインドホーン刑事としか話さないと。メリーはちょっと危ないTVドラマの主人公を信じる男なのです。

マン島の警察はリチャードを呼ぶことにします。仕事の無いリチャードです。事務所は返り咲きを目論み、引き受けます。TVドラマ仲間は、皆さんマン島に残っているようで、再会を楽しみにマン島に上陸するのです。

モンクリーフは広告代理店と見栄を張っていますが、トレーラーハウス暮らし。未だ独身でTV局勤めのパトリシアに会いに行く下心満々のリチャード。パトリシアはスタントマンのクライブと同棲していました。年頃の娘もいます。ドラマで使っていたジャガーも持ってました。脇役だったピーターは「ジャマーズ・カントリー・クラブ」なる会社を設立しリッチマンになってます。

そしてマインドホーンになったリチャードが、本物の事件に挑みます。メリーはあっさりテーザーガンで捕まります。しかしメリーはハメられた人、別に真犯人がいたのです。

メリーは脱走して、マインドホーンを蘇らせます。パトリシアの娘ジャスミンは誰の子か?真犯人は誰なのか?これらを合わせて駄目な中年マインドホーンを楽しみましょう。

カポエイラの基本だという、ジンガが決めます。ジンガタイム‼️