シェフ 三ツ星フードトラック始めました (2014)

Chef (2014)

物語は、一流レストランのシェフがクビになり、フードトラックで再出発するという、なんてことないお話です。コレにSNSを駆使する評論家、10歳の息子、慕ってくれる助手などが絡んで、非常に面白い映画になっております。脚本の良さでしょうか?役者が良いのでしょうか?

ロスアンゼルスの一流レストランのシェフ、カール・キャスパー(ジョン・ファヴロー)。腕が良いばっかりに、職人気質の悪い面が出るタイプの人です。料理の事が一番なので、理屈は通りますが、ワガママ勝手なのです。
オーナー(ダスティン・ホフマン)はコレを許しませんので、ぶつかります。
助手マーティン(ジョン・レグイザモ)とトニー(ボビー・カナヴェイル)はカールを慕ってますので、気を使いながらも上手く付き合ってます。
ソムリエで元カノのモリー(スカーレット・ヨハンソン)はなだめ役です。

そんなカールのレストランに、有名料理評論家ラムジー(オリヴァー・プラット)がやって来て大混乱が起きるのです。特別メニューを許さないオーナーの指示で、通常メニューを出したら酷評されてしまうです。カールは週末に会う息子パーシーの勧めで、Twitterを始めます。ラムジーに反論したところ、これが大炎上を招くのです。

更に事態は悪化。カールが、ラムジー相手に怒鳴り散らした動画がアップされ、一躍時の人となってしまうのです。レストランをクビになり、声をかけてくれるレストランもありません。

そこで、息子パーシーと元嫁イネズ(ソフィア・ベルガラ)と3人で、マイアミに行く事になります。イネズの思いやりある作略もあったのでしょう。イネズの元夫マーヴィン(ロバート・ダウニー・Jr.)の口利きで、フードトラックのサンドイッチ屋さんを始めることになるのです。

今迄あまり構ってもらえなかった息子パーシーが手伝います。マーティンは直ぐに駆けつけて来ました。3人でサンドイッチ屋をしながら、ロスアンゼルスまで帰る商売旅行です。

ココからはサンドイッチ作りも、観てる私も忙しくなります。ご機嫌で楽しい旅です。不幸な話も無く、ひたすら楽しく観ることができます。ジョン・レグイザモが非常に良い映画でした。