1000ルピー札 (2014)

1000 Rupee Note (2014)

インドの庶民の生活を描いた映画でしょうか?主人公は未亡人のおばあちゃん。息子が一年前に自殺しています。貧しい生活のようですが、生活は成り立っています。辺鄙ではありませんが、田舎町なのでしょうか?人はいます。バスに乗ると街に行けます。

ある日、議員先生が選挙演説に来るっていうもんですから、近所の皆さんはこぞって見に行くのです。議員の名前すら知りませんが、みんなが行くから行くのですね。ここで議員先生、演説が終わると、みんなを並ばせて、お金を配るのです。世界中何処へいっても、こんな慣習があるのでしょう。息子の自殺を聞いた議員先生は、おばあちゃんに1000ルピー札を渡すのです。

この1000ルピー札によって、おばあちゃんの日常が崩れることになるのです。おばあちゃんは変わりません。周囲の対応が変わるのです。近所には噂が広まります。街へ買い物に行くと、大きいお金は使い勝手が悪いのです。

終いには偽札とかって言われちゃったり、警察署に連れて行かれちゃったりと。コチラの警官が、また悪いこと。おばあちゃんが大混乱なのです。

私の知らない世界です。愉しめます。