リミットレス (2011)

Limitless (2011)

2001年アラン・グリン著の小説「ブレイン・ドラッグ」が原作。頭が良くなってしまうというファンタジーな映画。冒頭のピンチな場面ではIQが4桁とか言っちゃてます。

舞台はNY。しがない作家のエディ・モーラ(ブラッドリー・クーパー)が主人公。作家といっても、未だ本を出してないようで、無職みたいな人ですね。見兼ねた彼女リンディ(アビー・コーニッシュ)に別れを告げられてしまうのです。

そこで偶然出会ったのは、元嫁メリッサの弟ヴァーノン。9年ぶりの再会だそうで。そして貰ってしまうのです、一錠800$の薬"NZT−48"。通常20%しか使われていない脳を、100%使えるようになるという魔法の薬なのです。

小説は軽く書き上げてしまいます。NZTの効果を知ったエディは、薬を求めてヴァーノンの家へ。そこにあったのはヴァーノンの遺体。慌てますが、大量のNZTを見つけてパクってしまいます。

そこからは株式トレーダー。IQが高くなっても、求める物は金と女と権力なのです。賢い悪人に成りたいってのが、頭の良い人の目指す所なのでしょうか。

資金繰りの為、エディはヤミ金のゲナディから10万$を借ります。ゲナディは東欧系の怖い人です。大物の投資家はカール・ヴァン・ルーン(ロバート・デ・ニーロ)。後はこの2人が絡んで、金とNZTを巡る物語。

脳を100%使ったところで、求める物や生き方が、然程賢くないといったお話でした。きっと観てる人のことを考えて、敢えて隙を作ったのでしょう。