ナチスが最も恐れた男 (2008)

Max Manus: Man of War (2008)

ノルウェーでは英雄らしいマックス・マヌスさんの伝記的な映画です。ナチス占領下のノルウェーで、レジスタンスとして活躍、生き残った人です。

先ずは戦争です。マックスは1940年3月フィンランドのサッラ前線に兵士として参加しています。しかし抵抗虚しく、ノルウェーナチスに占領されてしまうのです。

マックスら若者達が集まり、レジスタンスとなるわけですが、武器がありません。最初はプロパガンダのビラ配りから始めます。未だ考えの甘いマックスです。ナチスに見つかりまして、追い詰められます。そこでビルから飛び降り!負傷のマックスは病院に。取り敢えずは、処刑やら拷問を免れるのです。

そして脱出。スコットランドのフォレストロッジ訓練所で鍛えることになりました。ノルウェー部隊が結成されます。

そして再びノルウェーでのレジスタンス活動。人妻に叶わぬ恋をしたり、仲間が死んでいったり、ナチスに手配されたりと。苦悩の日々ですが、マックスは死なない、捕まらないの幸運の持ち主なのです。

むやみに迫害されるユダヤ人達と違って、少々動き易いのでしょう。悲壮感をそれ程見せずに物語は進んで行きます。

巨大輸送船"ドナウ"を爆破し、沈没させたのが最大の功績でしょう。そして終戦。マックスと、マックスを執拗に追っていたナチスジークフリード大佐が対面。友人達を次々に失った、マックスの苦悩の物語でした。