グッド・ワイフ 2-6 華麗なる駆け引き

Poisoned Pill (2010)

今回は製薬会社を相手に薬害集団訴訟です。抗鬱剤を飲んだ後に、自殺をする人が大量にいたのです。先ずはテストケースということで、被害者の遺族を1人選んでの裁判となります。選んだのは、18歳の女性ケイトリン。母が抗鬱剤を服用、夫を銃殺し自殺しました。

担当は、真面目そうな常識人、眼鏡のパークス判事。相手の製薬会社の代理人は、なんとマイケル・J・フォックス演じるケニング。さすがに存在感が凄いのです。このケニング、遅発性ジスキネジアを患っており、この病気の症状を武器にするツワモノなのです。アリシアを騙して、遅刻させます。薬の難しい話が始まると、震える手でコップに水を注ぎ、陪審員の注意を惹きつけてしまうのです。私もすっかり目を奪われてしまいました。

何故か続くのが、カリンダとブレイクの闘い。ブレイクはカリンダがレズビアンだと嗅ぎつけ、カリンダはケイリーから情報を得て、マフィア絡みの仕事をしていたと聞きます。

選挙戦の方も面白く動いてます。ウェンディが豊胸手術をしていた情報を掴んだイーライ、チャイルズ陣営に流します。チャイルズ陣営が流出すると、ウェンディは乳ガンで両乳房を失った事実を告白。好感度が上がってしまうのです。

裁判の結果は勝ったような、負けたような…とにかくマイケル・J・フォックスが光ったエピソードでした。