キャピタリズム マネーは踊る (2009)

Capitalism: A Love Story (2009)

マイケル・ムーアの資本主義経済を批判する映画です。金融界の悪人達を紹介してくれます。被害者といいましょうか?労働者達の苦労は大変なのです。この映画を見ますと、アメリカとはなんて酷い国なのかと、ビックリするほどなのです。

金融界の悪人達は、これまでにも明かされてきました。政権を握り、法律と税金を操り、刑務所に入ることなく、ことごとくお金を持ってっちゃった人達ですね。その下に小悪人達がいるのです。金融界と比べて小悪人なだけで、立派な悪人達です。社員に生命保険をかけて、死んでも遺族には一切渡さない大企業がいました。社員が死ぬと儲かるという会社、少なくないようです。

苦しむ労働者達も紹介してくれます。驚きは給料の安いパイロット。みんなの憧れパイロットの人達、給料が安くてアルバイトしたり、食料給付券で食いつないでいるのです。勿論、高額だった学費ローンなんか払う余裕が無いのです。

家を差し押さえられる家族と、守る近所の人の姿。各地でのデモ。デモしか抵抗する手段が無いのが悲しいところではありますが、庶民の苦しい現状を知ってもらうしかないのです。

我々も、着々と搾取されているワケですが、これから一体どう守っていけばいいのでしょうか?ちょっと諦めきれない、資本主義経済の搾取システムなのです。