グッド・ワイフ 3-10 家族の絆

Parenting Made Easy (2011)

こちらの依頼人は、大学を解雇された女性教授パメラさん。解雇した学長を相手に仲裁という形で争います。法廷で裁判ではなく、仲裁なのです。仲裁人はロドニーさん(ジョン・マイケル・ヒギンズ)。時給制だそうで、長引けば稼げます。今回ケイトリンのデビュー戦となります。アリシアがサポートします。学長の代理人はケイトリンと競ったマーサです。アリシアが選んでいた方ですね。白熱の戦いとなります。

マーサの姑息な手に、アリシアは黙っていられなくなります。するとマーサが呼んだのは、なんとケニング(マイケル・J・フォックス)❗️マーサはケニングの事務所に雇われていたのです。更に面白い戦いになってしまいました。争点はセクハラから宗教絡みの話になりまして、今ひとつわからなくなりますが、それでも面白い戦いなのです。

イーライは、未だ敗北を引きずっています。ふと気付くと友達が居ないようで、天井を見つめるしかありません。

ウィル贈収賄捜査は続いてます。何故かヤル気のウェンディ、子連れ調査員ワイリーを雇っちゃいます。この男の捜査がまた、いやらしいのですね〜。ウィルはイーライとカリンダに情報を求めます。

仲裁が終盤を迎えたところで、グレース行方不明事件が発生します。スウィーニーがチクったネオナチの悪人ドニー・パイクが、ロックハート・ガードナーの関与を知ったと報道されてました。コレには焦るアリシア、ピーターは即刻警察を動かします。捜査と云えばカリンダ。活躍して頂きましょう。

フラれた形のウィルが、勘違いしたダイアンに褒められて、次回へ続く。

会うたびにケニングの事務所に誘われるアリシア。環境、給与ともに好条件ですが、我々視聴者を愉しませる為に、移籍しないのでしょうか?

グッド・ワイフ 3-9 事実の重み

Whiskey Tango Foxtrot (2011)

今回はウィル、アリシア、イーライに逆風が吹くエピソード。世の中そうは上手くいきませんといったお話。WTFなのです。

無人攻撃機プレデターの誤射で、アフガニスタンの12人の民間人が死亡。遠隔操作をしていた女性軍曹エルキンスが罪を問われ、ヒックス大尉がロックハート・ガードナーに駆け込んできました。シーズン2の第2話で、羨ましそうな顔をしていた大尉です。ウィルとアリシア軍事法廷に立ちますが、またしてもレオラ・クーン判事が立ち塞がります。今回もウィルはやられてしまうのです。

そんなウィル、、ピーター率いる検事局の標的になっていましたね。カリンダ、ケイリー、デイナは終結と判断しますが、ピーターが新たに送り込んできたのは、特別検察官なる肩書になったウェンディ・スコット・カー。州検事選挙で争ったウェンディです。ウィルの収賄捜査が再開されました。

イーライ、カリンダ、ダイアンはDCです。VIP顧客のチーズ組合が大ピンチなのです。農務省を相手に、野菜や果物、穀物などとのアピール合戦になります。強敵は果物組合ロビイストのステイシー・ホール(エイミー・セダリス)。甲高い笑い声と、電話オペレーターのような喋り方のナイスなキャラクターです。

ジャッキーがラップトップをイジってる姿が、録画されていてビックリのアリシアと私。鍵を交換しちゃいますが、痛いところを突かれてしまいます。

ウィルはダイアンに叱られ、負け慣れてない凹むイーライをダイアンが励まし、アリシアはクーン判事の正論にグーの音も出ないで、次回へ続く。

グッド・ワイフ 3-8 死刑囚の助言

Death Row Tip (2011)

執行日が間近に迫る死刑囚リッキー・パーカー(マイケル・アービー)が、別件のギャングの殺人事件を暴露し、殺人の容疑者になった男性トム・ラベアが依頼人です。死刑囚リッキーは悪魔のような極悪人。14歳の少女2人を、3日間監禁しレイプしまくった挙句に喉を切って殺してます。この人が話の中心になります。リッキーの暴露で、出てきたのは2人の遺体。ギャングの"22番目の使徒"と若い女性エイドリアン。エイドリアンの彼氏で、致命傷になった銃の所持者トムが容疑者になったのです。"22番目の使徒"の方は、捨て駒的な少年ギャングAKAが出頭してきました。モーリス・ジョンソンa.k.a. AKAというふざけた通称の少年です。

真相を知るには、極悪人リッキーに聞きたいところですが、死刑執行間近ということで面会できないのです。先ずは執行日を延期させる作戦です。こちらはシーズン3の4話に出てきたリーガルエイドのジャスティン・コイン(ロマニー・マルコ)が担当します。極悪人リッキーの少年時代の不幸をアピールし、時間稼ぎに成功します。この後は…もうビックリ!幼い頃からリッキーを知る神父を演じるのはマーク・マーゴリスです。

気になる周囲の人間関係が、更に気になってしまう作りになっているエピソードでもあります。ウィルとアリシアの関係に気付くダイアン。アリシアの自宅では、ザックとイーライの娘マリッサが仲良くなり、グレースの唯一の友達の踊る家庭教師ジェニファーはエスカレートしています。そして寝室やラップトップを漁るジャッキー。ケイリー、デイナ、カリンダの関係も気になります。

もう一点はイーライ。ライバルのような同業の仲間ミッキー・ガン(マイケル・ケリー)が明るく再登場。駄目そうな若手候補者のサポートをするようです。イーライに協力を求めにきました。

ケイリーとカリンダの仲が上手くいくというのは、ケイリーが利用されてる感じが否めない私たちですが、本人も自覚しているのでしょうか?キスしたところで立ち去るという、余裕を見せて、次回へ続く。

グッド・ワイフ 3-7 大統領命令13224

Executive Order 13224 (2011)

今回は、国家機密やら秘匿特権やら、言えない秘密を持つ人たちが、法律を盾に、脅し脅されの物語となります。

先ずはダイアンの依頼人、アラブ系アメリカ人のダニー・マルワットが軍から拷問を受け、政府を相手に民事訴訟です。相手側に連邦検事補になったチャイルズが登場。大人気ないやりとりに呆れちゃうのはフェリス判事(ジェイ・O・サンダース)。

厄介な裁判なのです。秘密裁判の記録は機密事項、拷問が行われたキャンプに、ダニーが居たことも秘密です。判事は国防総省に秘密裁判の記録を提出するようにと、チャイルズに命じます。対するチャイルズは「大統領命令13224」なるモノを持ち出します。テロリストに関わった者の弁護士は、全ての情報を開示する義務があるのだとか。

事務所ではケイトリンを中心に、国防総省から送られてきた大量の文書からのアラ探しです。文書はほとんど黒く塗りつぶされています。アリシア財務省官僚ゴードン・ヒックス(ボブ・バラバン)との面談、質問責めにされるのです。アリシアが脅され、窮地に陥ったところで、弁護士を雇うことになります。アリシアが雇ったのは、赤毛のエリズベス・タシオニ(キャリー・プレストン)。ゴールデンの事務所にいた人ですね。機械オンチで、余談を挟みながらとどめを刺す、やり手に見えないやり手です。

検事局では、ピーターが麻薬と安全保障以外から手を引くとの方針を発表。ところが、退職間近のデイナが、15年前のウィルの詐欺ネタを持ってきたのです。コレには食いついてしまうピーターなのです。

その後は、真実がどうのこうのではなく、相手を黙らせるという勝負のエピソードでした。

デイナは騙されていたようで、弁護士事務所に恨みを持つ形で検事局に残留。ロックハート・ガードナーではセクハラ講習のビデオを見ながら、次回へ続く。

グッド・ワイフ 3-6 外交特権

Affairs of State (2011)

酒盛りクルーズなる船上パーティーで、女子大生がレイプされ殺害されました。容疑者は2人の若者。同僚ディナ(モニカ・レイモンド)とデート中のケイリーですが、マタンからの電話で現場へ行く事になります。アリシアも急遽呼ばれますが、ケイトリンが先乗りしてます。ウィンター判事までも呼び出されちゃってます。容疑者の1人はオランダの外交官の息子、外交特権で逮捕できないのです。もう1人は台湾の代表処職員の息子ジンピン。「1つの中国」政策で外交特権が適用されないと。このジンピンの代理人がアリシアとケイトリンなのです。

国際的な政治問題に、裏で手を回す両サイド。そして予想外の事件の真相といった物語になります。アリシアはイーライにお願いです。国務省に掛け合って、ジンピンに外交特権を適用できないかと。頼まれたイーライが会ったのは元妻ヴァネッサ(パーカー・ポージー)。条件付きで国務省報道官を紹介してくれると。ヴァネッサは州議会議員に立候補するようで、イーライに勝算を調べてもらいたいとのこと。カリンダ調べで、面白い話が浮上します。

一方ケイリー側では、同僚ディナが強力なコネクションを持っていました。国務省勤務のダニエル・ゴールデンです。あのピーターの弁護士だった人です。国務省勤務になっちゃってました。ちなみにディナはヘッドハントされ、検事局を辞めるようですが、ケイリーとイイ仲になっちゃいます。ケイリーはエキゾチック好きだと判明しました。

周囲の展開が、毎度面白いグッド・ワイフですが、今回は事件の真相が気になるエピソードになっているのです。外交特権の障害がある事件ですが、ケイリーが中々いい捜査をしていきます。後はウィルがザックと初対面でギクシャクし、ケイトリンに色目を使われると。

ケイリーが州検事代理になり、窓付きの部屋を頂き、次回へ続く。

グッド・ワイフ 3-5 採用面接

Marthas and Caitlins (2011)

航空機墜落事故により、乗員乗客40名が死亡。乗客の遺族の代理人はダイアン、乗員の代理人はウィルの元カノのセレステ。航空会社に損害賠償を求め、共同弁護で民事訴訟となります。パイロットの責任だという航空会社。こちらの切り札は、航空機の欠陥を承知で飛ばしていたとの内部告発者。ところがこの人、自殺してしまうのです。

事務所では新人アソシエイトを入れる事になりました。アリシアが採用面接と新人教育を任されます。候補者の中にデヴィッドの姪ケイトリン(アンナ・キャンプ)も含まれているのです。真面目なアリシアは、姪と知っても気にせず選考を続けるのです。

カリンダが新たな証人を見つけてきます。 なんと😳変態スウィーニー❗️この航空会社に投資をしていて、欠陥の事を知る切り札になる男なのです。スウィーニーもアリシアに魅了されてる1人です。証言を引き受けます。しかしスウィーニーです、一筋縄ではいきません。釈放を求めてきました。もう話の中心は、墜落事故よりスウィーニーになってしまいました。ケイリーに相談したところ、同じ刑務所に服役中のネオナチの極悪人を売れとの条件を出されます。変態も、近くに女性がいないと良い人に見えます。スウィーニーの危険な賭けにドキドキしてしまうのです。

結局デヴィッドの力により、ケイトリンの採用が決定。納得のいかないアリシアですが、自身も同じような境遇だった事を聞かされ、次回へ続く。

グッド・ワイフ 3-4 弁護士の倫理

Feeding the Rat (2011)

白昼のコンビニ強盗で、店員が射殺されました。たまたま居合わせたのは、失業中の若きお父さん。ケイリーに目撃者として事情聴取されていましたが、ちょっと強引に容疑者にされてしまったのです。アリシアが、プロボノで弁護を担当することになります。我々視聴者は現場を見ていますので、無実なのはわかっています。よってケイリーが悪人に見えるのですね。

州検察に派遣されてきた連邦検事補イマニ。有名な人権活動家の孫でもあるアフリカ系女性。今回ケイリーと組むことになります。無口で無表情、何かを秘めているやり手っぽいイマニ。カリンダのような感じです。ケイリーの好みのタイプなのでは?

ロックハート・ガードナーでは、イーライの稼ぎが良いようです。そんなイーライ、アリシアとカリンダを専属にしたいと言い出します。この要求をのむわけにはいきませんが、イーライも手放せません。経営問題はまだまだ続きます。

ウィルは、儲かる破産部門を狙って、元カノのセレステに会いに行きます。事務所から独立するセレステを、破産部門ごと誘いに行ったのですが、逆に引き抜きの話を持ちかけられます。こちら、条件がスゴイ。MLBの次期コミッショナーの座です。さすがのウィルも、コレには揺らぐのです。

ダイアンはプロボノを止めようと、リーガルエイドとの付き合いを断つと。リーガルエイドのコインさんを訪ねたダイアンですが、こちらも存続が危うい状態なのです。本来はリベラルなダイアン、私たち視聴者と共に思い返すのです。

そして裁判です。面白い判事が出てきました。イタリア系マファアのようなフランシス・フラム判事(ハーヴェイ・ファイアスタイン)。見た目はマファアですが、愛嬌のある人です。真犯人の捜査は、いつもながらカリンダの仕事となります。毎度毎度シカゴの犯罪捜査は、一体どうなっちゃっているのでしょうか?検察が適当な犯人をでっち上げ、裁判を通して、弁護士事務所のカリンダが捜査するという構図ができてます。

ダイアンがリーガルエイドの引き受けを決めて、次回へ続く。