沈黙の処刑軍団 (2013)

Force of Execution (2013)

スティーブン・セガールが、黒々とした口髭を生やし、サングラスをかけて、しゃがれた声で喋るとギャングの大物ボスになります。しかし安心してください。この映画では悪人にしか危害を加えません。

セガール演じるアレクサンダーは、地域1番の大物ボスのようです。格闘術の凄い手下がハースト(ブレン・フォスター)。たった一人で刑務所に侵入し、周囲の人間をバタバタと倒し、囚人を暗殺。無事に出て帰ってくるという、凄い人です。

このハーストは、今回の敵役アイスマン(ヴィング・レイムス)に嵌められてしまい、武士道っぽい責任を取らされ、引退させられます。手はハンマーで叩かれ使えなくなってしまいます。闇の暗殺者でも、仕事が出来ないとなると、腐ってしまうのです。酒に溺れてます。身を寄せているのは、アレクサンダーの友人オソ(ダニー・トレホ)のところ。オソはアレクサンダーの娘とダイナーをやっています。

敵のアイスマンは、アレクサンダーの縄張りと、引退に追い込むことを目指しているアフリカ系ギャング。人を騙す仁義なき悪人です。

この映画、ギャングしか出て来ませんが、ギャングはアフリカ系とヒスパニック系だけです。

そして最期の戦いに向かって物語が進んでいくのです。オソがハーストの手を、サソリの毒を使う秘伝で治すといった、ファンタジーもあったりしますが、良しとしましょう。特殊部隊のようなセガール・ギャングを愉しみましょう。