グッド・ワイフ 2-1 新たな闘い

Taking Control (2010)

シーズン2になりまして、少々構図が変わりました。先ずは事務所の合併が決まりました。新パートナーはデリック・ボンド(マイケル・イーリー)。アフリカ系で、冷静なキレ者風。合併ですので、スタッフも増えています。調査員のブレイクスコット・ポーター)は、カリンダばりに優秀そうです。ライバル誕生ですね。

パートナーの殺人罪を問われている男サリ。弁護士をつけずに、陰謀論のような事を言っちゃってます。マチック判事(クリス・サランドン)が、居合わせたアリシアを補助弁護人に指名、余計な仕事をするはめになってしまうのです。

検察側にはマタン検事に、復讐心溢れるケイリーが付きました。どうしても陰謀論を言ってしまうサリを、徐々に助けていくアリシアです。横暴な態度のマチック判事と争ったりもしちゃいます。

最後ははっきりとした物言いで、サリを黙らせるアリシア。そして次回へ続く。

カンパニー・メン (2010)

The Company Men (2010)

舞台はボストン。リーマンショックの余波で、GTX社が数千人規模のリストラです。12年勤めた37歳のエリートサラリーマン、ボビー・ウォーカー(ベン・アフレック)もアッサリ解雇されてしまいました。12週間の解雇手当があり、最初のうちは余裕です。ポルシェのオープンカーにだって、乗り続けてます。MBAを取得していますので、再就職は高額な年棒を希望します。まだまだ見栄が残ってます。

しかし、そんなこと言ってられない現実があるります。ボビーは初めての挫折を味わうことになるのです。奥さんは看護師の仕事に復帰、ポルシェを売り、住宅ローンの払えない家も売ってしまいます。これらは、奥さんがドンドン話を進めていくのです。現実的なのですね。義兄のジャック(ケビン・コスナー)は大工の親方。今迄は気が合わない関係でしたが、ジャックが手を差しのべてくれたので、仕方ありません。ホワイトカラーがブルーカラーの仕事をすることになります。そんなこんなで、徐々に現実が見えてくるようになっていくのです。

フィル(クリス・クーパー)は30年勤めた60手前の人。工員からの叩き上げです。ヒヤヒヤしながらも残留しましたが、2回目の大リストラでクビを切られてしまうのです。こちらは深刻です。まぁ再就職先がありません。大学生の子供がいます。近所の手前、夕方まで家には帰れません。昼間っから飲んじゃいます。自分がいなくても、世の中は変わらないと気づき、悲しい決断をしてしまうのです。

この2人や、他の従業員を心配し、リストラに反対していたのは、副社長のジーン(トミー・リー・ジョーンズ)。愛人のサリー(マリア・ベロ)が、リストラ宣告担当だったりします。社長のジェームズ・サリンジャー(クレイグ・T・ネルソン)とは、創業時からの仲。そんなジーンも、愛人にリストラを宣告されてしまうのです。こちらのジーンは、生活は困りません。もうリタイアしてもいい年頃ですし、財産もタップリ持ってます。しかし、やる事が無いのです。魂抜けちゃってます。

貧乏の失業は大変なのは周知の通り。金持ちだって失業すると大変だっていう物語でした。大工のケビン・コスナーは、内面の良い人を隠す、非常に男っぽく描かれております。

グッド・ワイフ 1-23 決断のとき

Running (2010)

改装中の事務所に、皆さんコソコソ集まってきます。カリンダはFBIのラナと。アリシアは依頼人夫婦を連れて来ました。依頼人ジャックは、FBIに警官の汚職を告発する代わりに、自身の免責と、夫婦の証人保護プログラムを求めるモノ。ラナは具体的な証拠が無いと渋ります。ラナがマークしている警官の中には、あのピアスのアンソニー・バートンも含まれています。密かに驚くカリンダなのです。

翌日、ジャック死亡。麻薬ディーラーのアジトに、先頭で踏み込み、撃たれたというのです。汚職警官…怪しすぎる事件なのです。

アリシア達は真相を知ろうと、乗り気で無い妻トリッシュを促し、クック郡とシカゴ市を訴える事になります。遂にカリンダはラナと親密になり、両性イケる事が明らかになりました。ラナとバートンと巡って、カリンダが揺さぶられます。そして事件は、思わぬ方向へと。

ピーターが出馬しないとか言い出したようで、イーライはジャッキーの所へ出向きます。社交界の集まりでしょうか、いつになく態度の小さなイーライが、ジャッキーに協力を求めます。

シーズン1最終回は、カリンダを筆頭に恋愛模様目白押しです。ダイアンはマクベイと再会します。ウィルはロースクールのジアダとデートします。なんと生意気ジアダ、ヨーロッパ有数のお金持ちだったのです。ウィルはジアダよりも、アリシア。遂に告ってしまうのです。

アリシアが壇上に呼ばれたところで、ウィルから再度電話。どうなってしまうのかってトコで、シーズン1フィナーレとなりました。

グッド・ワイフ 1-22 よみがえる悪夢

Hybristophilia (2010)

ちょっと後味の悪い思いで残留のアリシア、カリンダと飲みに行きます。リストラ敢行中のウィルから電話で、あのスウィーニーから契約書にサインを貰ってきてくれと。 スウィーニーの屋敷に行ってビックリ‼️女性が血まみれで死んでいるのです。スウィーニーのガウンも血まみれ。まさに悪夢。

ピーター作戦本部では、弁護士がエリザベスに代わったようです。赤毛の、とぼけながらも痛いトコを突く、ダニエルの事務所の女性弁護士です。PCは上手く使えません。ピーターの裁判では、判事が最年少のデレック(ピーター・ハーマン)に変わりました。死んだらコスコの証言を巡る話になります。FBIの女性捜査官ラナ・デラニーがチャイルズ側に加わります。カリンダに気があるような、あの捜査官です。ここでもエリザベス、凄い情報を掴んできます。カリンダばりの情報収集能力を見せるのです。

スウィーニーは逮捕されました。今度こそと思いきや、正当防衛だと言います。相手はストーカーだとも。殺してしまったのは事実のようです。懲役を短くする取引しかありません。

ピーターが自由の身になり、自宅でパーティー。そして次回へ続く。

ウォール街 (1987)

Wall Street (1987)

"ウォール・ストリート"を観たので、言わずと知れたクラシック映画を。伝説のMr.インサイダー、ゴードン・ゲッコー(マイケル・ダグラス)の物語ですね。

若き証券マンのバド・フォックス(チャーリー・シーン)は、金持ちに憧れる駆け出し。NYでの生活は苦しいようです。5万$の所得でも、4割の税金を払うそうです。お父さんカール・フォックス(マーティン・シーン)に、お金を借りる日々なのです。やはりゲッコーに憧れているようです。

バドは、父が勤める航空会社の情報を聞き、ゴードンに近づくきっかけになるのです。ゴードンとバドは、このインサイダー取引でガッポリ儲けるのです。悪の金持ちの世界に踏み出したバド。バドを利用しようとするゴードン。

バドとゴードンは、航空会社ブルースター・エアラインを買収します。純朴なバドは会社の為だと。父親ともぶつかります。ところがゴードン、会社を解体してバラ売りするつもりだったのです。あっさり裏切られたバド、言わないこっちゃありません。

復讐したいバドですが、相手が悪い。そこでゴードンのライバルの投資家ラリー・ワイルドマン(テレンス・スタンプ)の手を借ります。復讐には成功するのですが、違法なのです。

物語は続きます。お父さんカールが心臓発作で倒れてしまうのです。我に帰るバド。そして面白い結末が待っているのです。

80年代後期、日本ではバブルな時代です。NYの凄いバブルマンを見て、思い出に浸りましょう。

グッド・ワイフ 1-21 最終宣告

Unplugged (2010)

あまり気にしていませんでしたが、ジュニア・アソシエイトのアリシアとケイリー、どちらかがクビを切られるのでしたね。何とも惜しい人材の2人ですが、いよいよ期限がきてしまいました。

とにかく事務所は経営難のようです。買収の話がきたり、稼ぎ頭の家族法部門担当のデヴィッド・リー(ザック・グルニエ)が、引き抜かれそうだったりと。買収しようとしたのはバーノン・ジョーダン。本人役で出演のこの人。かなりの有名人だそうです。

そんなデヴィッド、アリシアを指名して、ロックスターの離婚裁判です。依頼人はロックスターのマックス・ワイルダーの妻キャロライン。若いモデルのシェイナと浮気した為、離婚を決意。慰謝料をたっぷり戴こうっていう裁判です。

駆け引きと、次々に作戦変更を余儀なくされる裁判、愉しめます。カリンダが情報を仕入れます。先ずは結婚式に間に合わないよう、延期作戦。裁判当日には、マックスがバイク事故で意識不明の重体になってしまいます。死んだら更に儲かると、不謹慎な経営難事務所。

マックスの脳死を巡り医師の意見が分かれます。ここで思わぬ変化の妻と新彼女。キャロラインはお金のことより、未だマックスを愛しているようで、植物人間のまま生かすと。一方シェイナは、お金が目当てだったのでしょうか?"Unplug"だと。

その後、赤ちゃんが出てきたり、マネージャーが怪しいことをしていたりと、ドンドン展開していきますが、やっぱり決めるのはカリンダなのです。

カリンダの情報元はピアスのイケメン刑事バートンです。そしてバートン、遂にカリンダを口説き落とすのです。決め手は釣りに行っていたが、300マイル走って会いに来たと。私もこの作戦、使わせて頂きます。

そしてアリシアとケイリーの生き残り決戦です。仕事では圧倒的に有利なケイリー。しかしアリシアにはコネクションがあるのです。イーライに相談します。流石イーライ、真っ先に思いつくのは、相手を蹴落とす策です。コレはアリシアが拒否。イーライが顧客になって、借りを作っちゃった形に収まります。

結果が出たところで、次回へ続く。

グッド・ワイフ 1-20 ヘンゼルとグレーテル

Mock (2010)

警報が鳴っちゃってるピーターですが、アリシアとウィルのデートを阻止すべく、出て行ってしまったのです。困ったのは子供達。電話に出て、何とか誤魔化そうとするグレース。偽装工作するザック。駆けつけた大家の息子アマルも、口裏を合わせてくれます。保安官が駆けつけますが、ゴールデンの事務所の女性弁護士エリザベス(キャリー・プレストン)が来て、やり込めます。コレをきっかけに、エラい事件に発展するのです。

アマルが一緒になって偽証した際に、IDの確認がありまして…アマルのIDは色々なところで不正利用されていたのです。FBIが来てしまうのです。FBIはアリシアが追い返すものの、アマルの母を、不法入国だとして、ICE(移民税関捜査局)に連行するという仕返しをされてしまうのです。

このお母さん、グリーンカードを取得する際に、詐欺にひっかかってしまい、そのままにしてしまっていたのです。強制送還とか言われちゃうのです。

お母さんを人質に取ったFBI、狙いはアマルの勤務先のオーナー。偽装IDに関わっている人ですね。FBIはアマルを使って、証拠を引き出そうとするのです。アマルのお母さんを助けないとならないアリシア、カリンダの手を借り、必死の捜査です。そして以外な結末となるのです。

デートをすっぽかされたウィルは、折角のレストランですので、ガールフレンドのセイディ教授(ジュリー・ローレン)を呼び出します。そしてセイディに頼まれたのでしょうか、学校の模擬裁判の判事を務めます。ここで若い女性ジアダ・カブリーニ(カレン・オリヴォ)に翻弄されてしまうのです。

チャイルズに弱みを握られ、ピーターには脅され、アリシアに見捨てられたジェラルド・コスコさん。自殺を図ったようなニュースが流れて、次回へ続く。