キャピタリズム マネーは踊る (2009)

Capitalism: A Love Story (2009)

マイケル・ムーアの資本主義経済を批判する映画です。金融界の悪人達を紹介してくれます。被害者といいましょうか?労働者達の苦労は大変なのです。この映画を見ますと、アメリカとはなんて酷い国なのかと、ビックリするほどなのです。

金融界の悪人達は、これまでにも明かされてきました。政権を握り、法律と税金を操り、刑務所に入ることなく、ことごとくお金を持ってっちゃった人達ですね。その下に小悪人達がいるのです。金融界と比べて小悪人なだけで、立派な悪人達です。社員に生命保険をかけて、死んでも遺族には一切渡さない大企業がいました。社員が死ぬと儲かるという会社、少なくないようです。

苦しむ労働者達も紹介してくれます。驚きは給料の安いパイロット。みんなの憧れパイロットの人達、給料が安くてアルバイトしたり、食料給付券で食いつないでいるのです。勿論、高額だった学費ローンなんか払う余裕が無いのです。

家を差し押さえられる家族と、守る近所の人の姿。各地でのデモ。デモしか抵抗する手段が無いのが悲しいところではありますが、庶民の苦しい現状を知ってもらうしかないのです。

我々も、着々と搾取されているワケですが、これから一体どう守っていけばいいのでしょうか?ちょっと諦めきれない、資本主義経済の搾取システムなのです。

グッド・ワイフ 2-7 バッド・ガールズ

Bad Girls (2010)

前回700万$稼いだ事務所ですが、デリックは巨大法律事務所を目指してたり、分裂の気配があったりと。アソシエイトが気になるのは、デリックが行っている同僚の相互評価。全く気にしない人は、稼ぎ頭のデヴィッドです。

そんなデヴィッドはアリシアを連れて、離婚訴訟の売り込みに上客の所へ行きます。そこで引き受けたのは、彼らの娘さんの飲酒運転の弁護。この娘、人気アイドルのスローン・バーチフィールドなのです。クエスタ判事の元、裁判が始まります。するとケイリーが現れ、殺人未遂で逮捕されてしまうのです。喧嘩相手に、故意に車をぶつけて怪我をさせたのです。

エラいことに発展してしまいますが、そんなことより若者達の愚行を正す、クエスタ判事に注目なのです。曖昧な返事、Twitter、場所をわきまえないマスコミ関係者を、バッサリと斬っていくのです。

前回、証言台に立つドクターを病院送りにしてしまった疑惑のブレイク。ケイリーが嗅ぎつけたようです。

ピーターが民主党委員会に呼ばれたと思ったら、委員長の座を譲るから辞退しろと。ウェンディに対抗するのに、白人票を二分したくないのです。チャイルズに譲れば、年収40万$だそうな。悩むピーターに、アリシアは尻を押します。アリシアに仕事を辞めてもらっては、我々だって困ります。黒人教会を巡って、したたかに動くウェンディ。ピーター支持のイザヤ牧師の周囲を固めてきました。

裁判の方ですが、スローンはバッドガールを気取る良い子なようで、姉妹愛が事件の原因だったりします。

色々と目が離せなくなって、次回へ続く。

グッド・ワイフ 2-6 華麗なる駆け引き

Poisoned Pill (2010)

今回は製薬会社を相手に薬害集団訴訟です。抗鬱剤を飲んだ後に、自殺をする人が大量にいたのです。先ずはテストケースということで、被害者の遺族を1人選んでの裁判となります。選んだのは、18歳の女性ケイトリン。母が抗鬱剤を服用、夫を銃殺し自殺しました。

担当は、真面目そうな常識人、眼鏡のパークス判事。相手の製薬会社の代理人は、なんとマイケル・J・フォックス演じるケニング。さすがに存在感が凄いのです。このケニング、遅発性ジスキネジアを患っており、この病気の症状を武器にするツワモノなのです。アリシアを騙して、遅刻させます。薬の難しい話が始まると、震える手でコップに水を注ぎ、陪審員の注意を惹きつけてしまうのです。私もすっかり目を奪われてしまいました。

何故か続くのが、カリンダとブレイクの闘い。ブレイクはカリンダがレズビアンだと嗅ぎつけ、カリンダはケイリーから情報を得て、マフィア絡みの仕事をしていたと聞きます。

選挙戦の方も面白く動いてます。ウェンディが豊胸手術をしていた情報を掴んだイーライ、チャイルズ陣営に流します。チャイルズ陣営が流出すると、ウェンディは乳ガンで両乳房を失った事実を告白。好感度が上がってしまうのです。

裁判の結果は勝ったような、負けたような…とにかくマイケル・J・フォックスが光ったエピソードでした。

グッド・ワイフ 2-5 聖人の素顔

VIP Treatment (2010)

ウェンディが出馬表明をした、弁護士協会の資金集めパーティーは、まだまだ続いています。秘書のコートニーがやって来て、アリシアに耳打ちします。弁護を頼みに来た女性に、直ぐに会った方がいいとのこと。

依頼人の女性はララ・ホワイト。ホテルでLMTなるマッサージをしていたところ、性的な嫌がらせを受けたと。相手はコンゴで女性救助活動を行い、ノーベル平和賞を受賞する予定の聖人ジョー・ケント。民主党の大物議員でもあります。落ち着き払ったララの態度は、ちょっと怪しさを感じます。

ジョー・ケントと聞いて、経営陣3人もパーティーを抜け出し事務所に集合。カリンダとブレイクも早速調査開始。ここからは各々が揺れるのです。ララがお金目当てなのか?政治絡みなのか?事務所を陥れる作戦か?

検事局は不起訴にし、ケイリーがアリシアを紹介したと。怪しいです。事務所を恨むケイリーと、州検事選挙のチャイルズ。ウィルはジョー・ケントの代理人に会いますが、自信満々の相手と殴り合いの喧嘩に。この代理人、その後イーライに近づきます。アリシアが起訴を取り下げれば、ピーターを応援すると。ダイアンにはミセス・ケントからお電話です。起訴しないでくれとのお願いです。

私を含めて、皆さん振り回されます。えーーーーーーっていう結末で、次回へ続く。

グッド・ワイフ 2-4 大掃除

Cleaning House (2010)

前回のチャイルズの秘匿条項付証言が、早速新聞社にリークされました。状況的には、アリシアが犯人と言いたいところですが、ダイアンや検事局のケイリーは、アリシアらしくないと。チャイルズだけではなく、ピーターにも不利ななるこのリーク、イーライは第三の候補者がいると睨みます。

混み合ったレイブ会場で、将棋倒しで5人の死亡者が出ました。主催した会社が倒産したため、DJと警備会社が訴えられました。。DJが依頼人のアリシア、警備会社の弁護士と共同弁護になります。原告側の代理人は大学教授。判事はクイン。

クイン判事、アリシアに意地悪な姿勢を見せます。どうやらアリシアがリークしたと思ってるようです。そこで共同弁護士が交代。あの純朴、新人、田舎者を利用するナンシー・クロージャーと組む事になるのです。アリシア主導の弁護から、ナンシー主導になり効果絶大なのです。その後、面白い展開になります。

カリンダとブレイクの対決はエスカレート。カリンダは怖いのです。すっかり悪役のケイリーは、アリシアを聴取しに来ました。

第三の候補者と目されていたヴィクトリア主席判事。ダイアンの友人であり、裏切り者でもある彼女がパーティーで挨拶。第三の州検事候補に、前回チャイルズにくっついて来たウェンディ・スコット・カーが紹介されて、次回へ続く。

グッド・ワイフ 2-3 贖罪の日

Breaking Fast (2010)

獄中で死亡した連続狙撃犯の息子が、父は冤罪だと州検事局を訴えます。いつものコトですが、事件よりもレギュラー陣の絡み合いに注目です。

先ずは無駄に抵抗するチャイルズ。選挙に影響があると、担当のアリシアを外します。初登場なのは、したたかな女性検事ウェンディ(アニカ・ノニ・ローズ)。デリックはやり手なところを見せてくれます。何かと政治を持ち出すチャイルズの弱点は、政治だと見抜きます。カリンダとブレイクのライバル関係は、火花を散らせます。

こちらも初登場、アリシアの弟オーウェン。姉弟仲が良く、ゲイの大学教授。ブラックなジョークを頻繁に言います。このジョークが波紋を呼んでしまいます。義兄ピーターはゲイ恐怖症だと言ったところを、ネットに流されてしまうのです。イーライはゲイの支持率が下がると、慌てます。イーライは懸念のロビイストに会います。しかし、このロビイストはゲイ恐怖症よりも、ピーターのユダヤ人嫌いを疑っていたのです。ということで、キリスト教徒のフロリック家で、贖罪の日にユダヤロビイストを招いてのホームパーティーとなりました。

州検事局を相手にした闘いは取引で決着します。ネタバラししてしまいますが、冤罪だったのです。400万$払う代わりに、チャイルズのミスを黙っていてねという取引。コレ…いいのでしょうか?こんな事しちゃって。チャイルズも自分の首を絞めてるのでは?

グッド・ワイフ 2-2 軍事法廷

Double Jeopardy (2010)

妻殺しの容疑者で陸軍兵のランダル・A・シモンズの裁判です。ウィル&アリシアVSマタン&ケイリーの闘いです。こちら、マタンが第2級殺人罪で取引しようとしたところ、第1級殺人罪にしたいケイリーが裁判に持ち込み、陪審員が無罪判決を出してしまったのです。

失敗しちゃったケイリーは気が収まりません。友人のメリンダ大尉にお願いして、軍事法廷でやり直しです。ケイリーの方向性が変わってきてます。

いつもとは勝手の違う裁判になります。偉そうな判事は、女性のクーン判事(リンダ・エモンド)。こちらには交戦弁護人のヒックス中尉がつきます。当然のようにウィルとクーン判事はぶつかります。証拠排除していたモノも、軍事法廷では復活。不利な展開になります。しかし、"軍の尊厳"を巡って、予想外な展開になるのです。ヒックス中尉を作戦会議の為、事務所に連れてきたところ、iPadやらフルーツやら…ヒックス中尉、羨まビックリなのです。

合併した事務所に、少々の問題が発生します。ライバル関係の顧客がいたのです。どちらかとは契約を打ち切らないといけませんね。ココでウィルがデリックの味方のような形になってしまいます。

ピーターのキャンペーンでは、怪しい連中がいっぱい近づいて来るのです。ピーターは直ぐに嵌められてしまいます。イーライが必死になってきました。ザックを狙うお姉さんベッカも、ボランティアに参加しています。グレン・チャイルズ・ジュニアを知っているようですが、とっても信用できないお嬢ちゃんなのです。

ダイアンに頼まれ、ウィルとデリックの関係を調べたカリンダ、結果を言う前に、次回へ続く。