コードネーム U.N.C.L.E. (2015)

The Man from U.N.C.L.E. (2015)

60年代のテレビドラマ"0011 ナポレオン・ソロ"のリメイク。ガイ・リッチー監督の中々評価の高い作品です。

1960年代前半、ベルリンの壁が出来た直後のお話です。CIAのナポレオン・ソロ(ヘンリー・カヴィル)は、東ドイツの修理工の美人さんギャビー(アリシア・ヴィキャンデル)を連れて、西側へ行くのです。追っ手はKGBのイリヤ・クリヤキン。

ナチスの残党が核開発をしてるということで、対立する米ソのスパイがコンビを組んで、任務を遂行する物語です。後にMI6のアレキサンダー・ウェーバリー(ヒュー・グラント)も加わることになります。

ギャビーの父親は、ナチスの科学者だったのですが、行方不明になっています。それでもギャビーは、ナチスの残党につながる唯一の手がかり。

ソロは元美術品泥棒で、スマートなプレイボーイ風なスパイ。片やKGBのイリヤは、トラウマを抱えながらも最年少でKGB入り。物凄い怪力の堅物です。

60年代のカーアクションのはずですが、魅せてくれます。ベルリンでの60年代小型車なりの、派手な追走劇。後半のジープとバギーとバイクの、山道アクション。ハイウェイの逆走カーアクションにも飽きてきた頃なので、非常に新鮮味があって良いのです。

すっかり堕ちたガイ・リッチーと思ってましたが、爽快で愉しめる映画でございました。