ファースト・ライン (2014)

The First Line (2014)

舞台はギリシャアテネ。2011年11月、街はデモ隊と警察の衝突で大混乱の様子です。そんな最中の物語。

ギリシャの文化省とアクロポリス博物館が、大英博物館に対しエルギン・マーブルの返還を求めて訴えます。代理人はギリシャ系アメリカ人弁護士アンドレアス・オレスティスと、エレニ・アラプキレス弁護士。男女のコンビです。対する大英博物館は、王室顧問弁護士カラム・スティーヴンソン。トルコとシリア政府に勝訴した敏腕です。新たに見つかったオスマン帝国の文書が覆すことができるのかといった裁判です。

見事なまでに私の知らない歴史の世界、何のこっちゃかわかりません。しかし、我慢をして見ていれば、ちょっとだけわかってくるのです。パルテノン神殿です。ギリシャです。綺麗なんです。そして帝国主義のイギリス人の生意気なコト。偉いと思っちゃってます。そして負けます。

次にICJ(国際司法裁判所)に委ねられます。何とか返して欲しい、ギリシャ人と私達です。アンドレアスに頑張ってもらうしかありませんね。

ギリシャの美しい景色、夜には光ってるパルテノン神殿、警官だらけの混乱のアテネを見ながら、適当に難しい話を聞きましょう。パルテノン神殿が見たくなるという映画でした。